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2018年12月10日月曜日

【病状】急性期の経過(若年性脳梗塞)

 11月23日に突然の脳梗塞で入院し、SCUで急性期治療を受けていたのは2週間でした。その間の回復は急速でしたが、途中しゃっくりに悩まされる時期もありました。この急性期の経過について、述べていきたいと思います。

 最初の2日間は寝たきりでした。3日目には体を拭いてもらい、車椅子にも乗れるようになりました。それまでは入院時に着てきたシャツを着替えることもなく、口から水分を取ることも出来ませんでした。また、目を開けると天井がぐるぐると回っていたので、殆ど目を閉じていました。

 3日目からは少しずつ口から水分を取るようになり、流動食も試すことになりました。赤ちゃんが食べる離乳食のようなもので、決して美味しいものではないはずですが、二日間何も口にしていないと、それが感動的に美味しく感じました。そして4日目にはきざみ食を食べられるようになりました。
 最初の二日間は、嚥下障害で唾を飲み込むことも出来ず、眼振で目を開けることも出来なかったことを思うと、ここまでは急速に回復したと思います。

 4日目には、カテーテルで血管の検査手術を行ったので、5日目は安静にしてましたが、6日目から理学療法のリハビリが始まりました。
 この時の症状は、つかまるところがあれば立つことや歩くことも出来ましたが、頭がクラクラで手放しでは全く立てない状態で、座っていても体が右に傾く状態でした。
 この時くらいになって、やっと自分の病気の重症度に気づき、本当に歩けるときが来るのだろうかと、心配になり始めました。

 その後、急性期の2週間を毎日リハビリを受けながら過ごし、歩行器を使って歩けるくらいまで回復してきました。リハビリスタッフの方々は、「すごいね」とか、「早いね」とか言ってくれるのですが、自分の中ではどれだけほめられても嬉しくはありませんでした。

 2週間が過ぎて一般病棟に移り、病院側から回復期リハビリ病院に転院するよう勧められました。妻と相談し、自宅からなるべく近くで空きのある病院に転院することになりました。

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